事故猫Pくんのお見送りをさせて頂きました。
ご依頼頂いたY様が仕事帰りに平和公園近くを通りかかった時、車と接触して傷付いた猫の傍で心配そうに寄り添う人と出会われました。
添われていた方が事故を目撃され、車に接触して下半身に怪我をした猫が、前足だけで必死にその場を逃げようとしていたとの事です。
添われいた方は県外から用事で広島に来られていて、動物病院に連れて行こうにも用事がありどうすれば良いかと悩まれていた所にY様が現れたのです。
添われていた方とY様がどうしようかと相談している内に、お2人がお互い保護猫を飼っているという事で、お互い放っておけなくなり、添われいた方からY様に「自分は用事があり病院には付き添えないので、治療費を渡すので病院に連れて行ってあげて欲しい」とY様に託されました。
託された時に名前を付けられました。
平和公園の近くで出会ったので「Pくん」です。
託されたY様は電話で何件か病院に当たられましたが、時間外などの理由で断られてしまい、そうこうしている間にPくんは息を引き取り、めるもにご依頼頂きました。
普段事故で亡くなった子の場合、返骨を希望されない場合が多いですが、Y様は「うちの子として迎えたいので返骨してもらいたい」と言って頂き嬉しく思い、返骨の際P君に代わりY様にお礼を伝えました。
突然遭ってしまった事故により独り寂しく旅立つ所を心配して声を掛けてくれ、名前を付けてもらい、助かる事は出来なかったですが家族に迎えてくれてありがとうございます。
自分がPくんだったらこう伝えたいと思う事を伝えさせて頂きました。
人によって絶たれた命なのでPくんに伝わっているか分かりませんが、
助けようと尽力してくれた人がいます、
一緒に家族になろうと迎えてくれる人もいます、
少しでも人に対して嫌な思いを持たずに旅立ってくれていればと思います。
Pくん、生まれ変わったら迷わずY様の元に戻って来て、また家族になれますよう願っています。